「問い」ははじまり方で変わる ~考えはじめるきっかけをデザインする~

問いは、
どこにでも自然に生まれるものではありません。

何の手がかりがない場所では、
立ち止まることも、
考え始めることも、
むずかしい。

だからここのわでは、
いきなり「どう思う?」とは聞きません。

先に、
・見る視点を置く
・やり方の例を見せる
・進み方の道筋を立ててみる

そうやって、
入口だけをつくる。

入口に立てたら、
子どもたちは
驚くほど勝手に進んでいきます。

問いは、無理につくるものじゃなくて、
進み始めた先で、自然と生まれるもの。

問いを生みたいなら、
答えを教えることでも、
放り出すことでもなくて、

補助線を一本、引いてあげること。

ここのわが大切にしているのは、
問いそのものよりも、
問いが生まれる“手前の設計”です。