子どもの運動能力、都市部より地方の方が高い理由を身をもって感じた日

春の気配が嬉しい移住むすめです。

今日は、都市部の子どもに比べて、地方の子どもの方が運動能力が高い理由を目の前で実感したので記してみます。
(あくまで個人の意見です。専門家ではありません。)

毎年、全国の小・中学生を対象に国主催で行われている、「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」。
年によって多少の差はあるものの、基本的に地方の子どもたちの方が総合体力は高い結果がでています。

令和5年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果:スポーツ庁www.mext.go.jp

長年行われているものなので、様々な分野の専門家たちが、都市部よりも地方の子の方が値としては高いことの要因を多数挙げています。

これまでは、それらをただただ一専門家の意見としてみて、しっくりくるものもあれば、そうでないものもありました。

しかし、本日(というよりも実際に移住して1年弱経ってみて)、これまでしっくりきていたものが、意見ではなく、目の前にある事実としてみえました。

夕方、2人の少年が、自宅に向かって帰っていました。
おそらくどこかで遊んでいたのでしょう。

2人のうち一人は自転車、もう一人は自転車に並走して走り。
自転車少年のかごの中には、サッカーボールらしきボール。
どこの地域でも見かける、私の大好きな光景です。
(放課後の時間に遊んでいる子どもたちの姿は、平和の象徴だと思う)


どこの地域でも見かける光景。

。。。ん…?!

私は車だったのであまり気にならなかったのですが、よくよく考えれば少年たちの帰路は、ゆるやかな傾斜がある道で、その近辺には公園はありません。
誰か友だちの家で遊んでたとしても、ぽつぽつと民家がある場所で、家同士の距離は決して近いわけではない場所でした。

同じ状況になれば、大人でもかなりいい運動になるレベルの状況下だったのです。

地方の方からすると当たり前なのかもしれません。

しかし、都市部育ちで都市部生活の方が長い私からすると、あの光景が日常であることがまず何よりの衝撃でした。

たしかに移住してきてからこれまでも、子どもたちに驚かされることは多かったです。
小学校の数が年々減っている為、片道40分弱かけて徒歩で毎日通っている子。
家が市内の端っこで、山の下の学校に通っている子たち。

これまでマンガや小説で見てきた世界でした。

そりゃ、こういう毎日を過ごしていれば特別なことをしなくても体力はつきますし、運動能力だって上がっていきます。

とてつもなく納得しました。

「田舎の子の方が、よく歩くから」
という分析結果が多いです、その歩く環境も都市部とは全く違うのです。

色々な価値観があるとは思いますが、やはり私は、幼少期こそ大自然の中で、いわゆる地方で、子どもを育てたい。

ココロもカラダも育める最高の環境は、地方にある。

時間が経つ度、確信していっています。

「子ども」に興味関心のある方に是非一度、大野市に来てほしい。
改めてそう感じた出来事でした。